indent - C言語のソースコードを整形 - Linuxコマンド

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indentコマンドは、C言語のソースコードをきれいに見やすく整形してくれるコマンドです。

indentコマンド

書式

indent [オプション] 入力ファイル
indent [オプション] 入力ファイル -o 出力ファイル

出力ファイルを指定しない場合、入力ファイル名の末尾にチルダ「~」がついたバックアップファイルを作成します。

C言語にはさまざまなスタイルがあり、デフォルトでは「GNUスタイル」に整形します。また、オプションで「Kernighan & Ritchieスタイル(K&Rスタイル)」や「Berkeleyスタイル」に変換することも可能です。

K&Rスタイルの詳細は、Kernighan & Ritchie著の『プログラミング言語C』をご覧ください。

オプション

-bad変数宣言の後に空行を入れます。
-bapプロシージャの後に空行を入れます。
-bbbコメントの後に空行を入れます。
-bc宣言内のカンマ「,」の後に空行を入れます。
-kr「Kernighan & Ritchie」スタイルに整形します。
-orig「Berkeley」スタイルに整形します。
-st標準出力に整形結果を出力します。

使用例

以下のC言語のソースコード(hello.c)を使って、コマンドの挙動を確認します。

$ cat hello.c
#include
int main() {
printf("Hello, World\n");
int i;
for(i=1;i<3;i++){printf("%d\n",i);} return 0;
}

indentコマンドを実行します。

$ indent hello.c

コマンドを実行すると以下のように見やすいソースコードに整形されます。

$ cat hello.c
#include
int
main ()
{
  printf ("Hello, World\n");
  int i;
  for (i = 1; i < 3; i++)
    {
      printf ("%d\n", i);
    }
  return 0;
}

入力ファイルは、ファイル名の末尾にチルダ「~」がついたファイルにバックアップされます。

$ ls
hello.c hello.c~

出力ファイルを指定します(オプション -o)。

$ indent hello.c -o new.c

コマンドの実行結果を標準出力に表示します(オプション -st)。

$ indent -st hello.c
#include
int
main ()
{
  printf ("Hello, World\n");
  int i;
  for (i = 1; i < 3; i++)
    {
      printf ("%d\n", i);
    }
  return 0;
}

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