Linuxコマンド【 usermod 】ユーザーアカウント情報を変更する
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usermodコマンドは、既に作成済みのユーザーアカウントの情報を変更するコマンドです。
usermodコマンド
書式
usermod [オプション] ユーザー名
新規にユーザーを作成する場合は「useraddコマンド」を、ユーザーアカウントと関連ファイルを削除する場合は「userdelコマンド」を使います。
オプション
-c コメント | 変更するコメントを指定します。 |
-d ディレクトリ | 変更するユーザーのホームディレクトリを指定します。 |
-e 日付 | ユーザーアカウントが使用できなくなる日付を指定します。 |
-f 日数 | ユーザーのパスワードの期限が切れてからユーザーが使用不能になるまでの日数を指定します。-1を指定するとこの機能が無効になります。 |
-g グループ | 所属するグループを指定します。 |
-G グループ | 所属するグループ名を指定します。カンマで区切り複数指定可能です。 |
-l ログイン名 | 変更するログイン名を指定します。 |
-p パスワード | 変更するパスワードを指定します。 |
-s シェル | ログインシェルを指定します。指定しない場合はシステムのデフォルトシェルを選択します。 |
-u ユーザーID | ユーザーIDを指定します。 |
-L | ユーザーアカウントのパスワードをロックします。 |
-U | ユーザーアカウントのパスワードのロックを解除します。 |
使用例
ユーザーアカウントのコメント(オプション -c)とシェル(オプション -s)を変更します。
# usermod -c "Hello, Linux" -s /bin/zsh karuma
変更されているかどうかを確認するために /etc/passwd ファイルをみてみましょう。grepコマンドの詳細はこちら。
# cat /etc/passwd | grep karuma karuma:x:501:501:Hello, Linux:/home/karuma:/bin/zsh
ユーザーアカウント(karuma)のパスワードをロックします(オプション -L)。/etc/shadow の暗号化されたパスワード部分の先頭に「!」が付き、パスワードが無効になります。
# usermod -L karuma
# cat /etc/shadow | grep karuma
karuma:!$6$Oe1cToN:0:99999:7:::
ユーザーアカウント(karuma)のパスワードロックを解除します(オプション -U)。/etc/shadow の暗号化されたパスワード部分の先頭にある「!」が取り除かれ、パスワードが有効になります。
# usermod -L karuma # cat /etc/shadow | grep karuma karuma:$6$Oe1cToN:0:99999:7:::
関連コマンド
groupmod, useradd, userdel, users
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