shred - ファイルを完全に削除 - Linuxコマンド

当ページのリンクには広告が含まれています。

スポンサーリンク

shredコマンドは、ある特別なパターンでファイルを複数回上書きし、データが復旧できないように完全に削除します。

shredコマンド

書式

shred [オプション] ファイル

オプション

-f(必要であれば)パーミションを変えて、コマンドを実行します。
-n上書きする回数を指定します。デフォルトは、3回です。
-s バイト指定したバイト数にファイルをシュレッド(寸断)します。
-u上書き後にファイルを削除します。
-vコマンド実行の詳細を表示します。
-zファイルの上書き後、ゼロでファイルを上書きします。

使用例

まずは、オプションなしでコマンドを実行してみましょう。「Hello, World」という文字列が記載されたファイル(hello.txt)にshredコマンドを実行すると、訳の分からない文字列によって上書きされます。

$ more hello.txt 
Hello, World!
$ shred hello.txt
$ more hello.txt
^S????y??J%????T\Ĩ?g$????]CI?|???
… 略 …

上書きする回数を指定します(オプション -n)。

$ shred -n 10 hello.txt

ファイルが不要な場合は、上書き後に削除します(オプション -u)。

$ shred -u shred.txt

コマンド実行の詳細を表示します(オプション -v)。

$ shred -v hello.txt 
shred: hello.txt: 経過 1/3 (random)...
shred: hello.txt: 経過 2/3 (random)...
shred: hello.txt: 経過 3/3 (random)...

関連コマンド

rm, rmdir

ファイル/ディレクトリ の人気記事

  1. Linuxコマンド【 chown 】ファイルの所有者やグループを変更する
  2. Linuxコマンド【 gzip 】ファイルを圧縮・展開する
  3. Linuxコマンド【 rsync 】高速にファイルを同期・転送する(バックアップ)
  4. コマンドリファレンス
  5. Linuxコマンド【 du 】ファイルのディスク使用量を表示する
  6. manコマンドの表示を日本語にする方法
  7. Linuxコマンド【 chmod 】ファイルモードを変更する
  8. Linuxコマンド【 cp 】ファイル・ディレクトリをコピーする
  9. file - ファイルの種類を調べる - Linuxコマンド
  10. Linuxコマンド【 zip 】ファイルを圧縮する

関連記事(一部広告含む)