Linuxコマンド【 pwd 】現在の作業ディレクトリを表示
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pwdコマンドは、現在の作業ディレクトリのフルパス名を表示するコマンドです。
pwdコマンド
書式
pwd [オプション]
pwdコマンドは、非常によく使う便利なコマンドです。cdを繰り返していると自分がどこにいるのかわからなくなります(管理人だけかもしれませんが……)。そんなときにpwdコマンドをササッと実行! フルパスで現在の作業ディレクトリを表示してくれます。
オプション
-L | シンボリックリンクをそのまま使用します。 |
-P | シンボリックリンクをたどります。 |
オプションなしの使用例
ユーザーが現在作業中のディレクトリをフルパスで表示します。
$ pwd /home/karuma
シンボリックリンクの使用例
あまり使用することはないかもしれませんが、知っておくと便利なので紹介します。
lnコマンドでシンボリックリンクを作成します。
$ ln -s /tmp/ tmp
「lsコマンド」でシンボリックリンクを確認します。/home/karuma/tmp が /tmp/のシンボリックリンクであることがわかります。
$ ls -dl /home/karuma/* lrwxrwxrwx 1 karuma karuma 5 5月 3 08:55 /home/karuma/tmp -> /tmp/
オプションなしでpwdコマンドを実行します。
$ pwd /home/karuma/tmp
オプション -Lでpwdコマンドを実行します。シンボリックリンクはそのまま使用されます。
$ pwd -L /home/karuma/tmp
オプション -Pでpwdコマンドを実行します。/home/karuma/tmp のシンボリックリンクである /tmp を表示します。
$ pwd -P /tmp