Linuxコマンド【 head 】ファイルの先頭数行を表示する

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headコマンドは、ファイルの先頭数行を標準出力に表示するコマンドです。

headコマンド

書式

head [オプション] [ファイル]

指定したファイルの先頭 10行を標準出力に表示します。表示する行数やバイト数を指定することもできます。複数のファイルを指定した場合は、ファイル名がファイル内容の前に表示されます。
cf. » tail - ファイルの末尾数行を表示

オプション

-c バイト数表示するバイト数を指定します。
-n 行数表示する行数を指定します。指定しない場合は、先頭 10行が表示されます。
-qファイル名を表示しません。
-v常にファイル名を表示します。

使用例

指定したファイル(/etc/group)の先頭 10行を表示します(オプション なし)。

$ head /etc/group
root:x:0:
daemon:x:1:
bin:x:2:
sys:x:3:
adm:x:4:
tty:x:5:
disk:x:6:
lp:x:7:
mail:x:8:
news:x:9:

指定した行数(ここでは、5行)を表示します(オプション -n)。

$ head -n 5 /etc/group
root:x:0:
daemon:x:1:
bin:x:2:
sys:x:3:
adm:x:4:

複数のファイルの先頭 5行を表示します。複数のファイルを指定しているので、ファイル名がファイル内容の前に表示されます。

$ head -n 5 /etc/group /etc/passwd
==> /etc/group <==
root:x:0:
daemon:x:1:
bin:x:2:
sys:x:3:
adm:x:4:

==> /etc/passwd <==
root:x:0:0:root:/root:/bin/bash
daemon:x:1:1:daemon:/usr/sbin:/bin/sh
bin:x:2:2:bin:/bin:/bin/sh
sys:x:3:3:sys:/dev:/bin/sh
sync:x:4:65534:sync:/bin:/bin/sync

出力にファイル名を表示します(オプション -v)。

$ head -v -n 5 /etc/group
==> /etc/group <==
root:x:0:
daemon:x:1:
bin:x:2:
sys:x:3:
adm:x:4:

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