Linuxコマンド【 ntpdate 】日付と時刻をNTPサーバーと同期する

当ページのリンクには広告が含まれています。

スポンサーリンク

ntpdate コマンドでは、日付と時刻を NTP サーバーと同期するコマンドです。

ntpdate コマンド

書式

ntpdate [オプション] NTPサーバー

NTP(Network Time Protocol)を使って、NTP サーバーへ日付と時刻を問い合わせ、正確な日付と時刻をローカルホストに設定します。

オプション

-Bslewモードで強制的に時刻を修正します。slewモードは、adjtime()を使って徐々に時刻の修正をします。
-bstepモードで強制的に時刻を修正します。stepモードは、settimeofday()を使って直ぐに時刻の修正をします。
-dデバックモードです。時刻の修正は行いません。
-qNTPサーバーに日付と時刻の問い合わせのみを行い、時刻の修正は行いません。
-sコマンドの実行結果を syslogに出力します。
-v詳細情報を表示します。

使用例

独立行政法人 情報通信研究機構が公開している日本標準時に直結しているNTPサーバー「ntp.nict.jp」とローカルホストの日付と時刻を同期してみましょう。詳細情報を表示するためにオプション -vを利用しています。

# ntpdate -v ntp.nict.jp
 5 Nov 00:33:08 ntpdate[30813]: ntpdate 4.2.6p5@1.2349-o Sat May 12 09:54:56 UTC 2012 (1)
 4 Nov 15:33:16 ntpdate[30813]: step time server 133.243.238.244 offset -32399.185643 sec

デフォルトでは、stepモードで時刻が修正されます。slewモードを利用する場合は、オプション -B を使いましょう。

# ntpdate -Bv ntp.nict.jp
 4 Nov 15:37:55 ntpdate[30820]: ntpdate 4.2.6p5@1.2349-o Sat May 12 09:54:56 UTC 2012 (1)
 4 Nov 15:38:02 ntpdate[30820]: adjust time server 133.243.238.243 offset -0.000016 sec

ネットワーク の人気記事

  1. Linuxコマンド【 sftp 】安全なファイル転送を行う
  2. Linuxコマンド【 ssh 】リモートマシンにSSHでログインする
  3. Linuxコマンド【 scp 】リモートマシンにファイルコピーする
  4. Linuxコマンド【 ping 】ホストとの接続を確認する
  5. Linuxコマンド【 traceroute 】ホストまでの経路を表示する
  6. Linuxコマンド【 netstat 】ネットワークの接続状況を表示する
  7. Linuxコマンド【 ssh-keygen 】認証用の鍵を生成する
  8. Linuxコマンド【 ntpdate 】日付と時刻をNTPサーバーと同期する
  9. コマンドリファレンス
  10. Linuxコマンド【 wget 】ファイルをダウンロードする

関連記事(一部広告含む)