変数の型
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PHPの「変数の型」について、解説します。
プログラミング言語PHPには、値を格納(代入)できる変数が以下の表に掲載している8種類あります。ここでは変数の型と使い方についてみていきます。
型 | |
---|---|
boolean | 論理値(論理型) |
integer | 整数(整数型) |
float(または、double) | 浮動小数点数(浮動小数点型) |
string | 文字列 |
array | 配列 |
resource | リソース |
NULL | ヌル値 |
論理値 - boolean
論理値とは、真か偽かを表す型で、trueかfalseの値を持ちます。
// 真 $var = true; // 偽 $var = false;
より詳しい解説は「論理値 - boolean」をご覧ください。
整数 - integer
整数とは、小数点を含まない「0, 1, 2, -3」といったゼロ、正の整数、負の整数を表す型です。10進数だけではなく、8進数や16進数の値を持つこともできます。8進数は数値の前に「0」を、16進数は数値の前に「0x」を付けて表現します。
// 10進数 $var = 123; // 8進数 $var = 0123; // 16進数 $var = 0x123;
より詳しい解説は「整数 - integer」をご覧ください。
浮動小数点数 - float
浮動小数点数は、小数点を含む「3.14, 1.414」といった数値を表す型です。
$var = 3.14;
四則演算をするサンプルプログラムです。浮動小数点型は、数値を足したり、掛けたり……といった演算に利用されます。
<?php $var = (1.23 * 10 * 10) / 2 + 3; var_dump( $var ); ?>
実行結果です。
float(64.5)
var_dump関数を用いて、変数($var)に代入されている値と型式を表示しています。
文字列 - string
文字列は、「PHP入門」といった文字列を表す型です。シングルクォーテーション「'」、ダブルクォーテーション「"」で囲んで指定します。
$var = 'PHP入門'; $var = "Webプログラミング";
より詳しい解説は「文字列 - string」をご覧ください。
配列 - array
配列は、複数の数値や文字列といった値のセットを表す型です。
$var = array(1,2,3,4,'PHP'); $var = array('PHP'=>'1','2'=>'入門');
より詳しい解説は「配列 - array」をご覧ください。
リソース - resource
リソースは、ファイル・データベース接続・画像などの外部リソースを扱う特殊な型です。
NULL
NULLは、変数の値が空っぽで何も格納されていないこと表します。
$var = NULL;
より詳しい解説は「NULL - ヌル」をご覧ください。
「変数の型」を一通り理解したら、次は「変数名の付け方 - 分かりやすいコードのために」をみてみましょう。