Linuxコマンド【 halt 】システムをすぐに停止する

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haltコマンドは、システムをすぐに停止するコマンドです。

halt

書式

halt [オプション]

haltコマンドを実行すると、システムの終了(haltコマンドが実行されたこと)を /var/log/wtmp ファイル(ログイン記録ログ)を記録し、カーネルにシステムの停止を行うように命令します。

オプション

-dwtmpに記録しません。
-fshutdownを利用せずに(強制的に)システムを停止します。
-nシステム停止する前にsyncを防止し、wtmpに記録しません。
-pシステム停止後に電源を切ります。
-wシステム停止せずにwtmpに記録のみを行います。

haltコマンドとshutdownコマンドの違い

shutdownコマンドはログインしているユーザーに「システムがシャットダウンしますよぉー」とアナウンスするのに対し、haltコマンドはユーザーにアナウンスを行わずにシステムを終了します。

通常は shutdownコマンドを使用し、すぐにシステムを停止したい場合(緊急時かな)は haltコマンドを使うようにしましょう。

使用例

システム停止後に電源を切ってみましょう(オプション -p)。

# halt -p

Broadcast message from root@XXXXX.YYYYY
	(/dev/pts/1) at 12:36 ...

The system is going down for power off NOW!

システム停止せずにwtmpに記録のみを行ってみましょう(オプション -w)。wtmpファイルは、lastコマンドで確認することができます。

# halt -w
# last
root     pts/1        XXXXXXXXX.YYYYYY Fri Mar 27 12:19 - down   (00:00)    
root     pts/0        XXXXXXXXX.YYYYYY Fri Mar 27 10:32 - down   (01:46)    
reboot   system boot  2.6.32-504.12.2. Fri Mar 27 10:31 - 12:19  (01:47)    
reboot   system boot  2.6.32-504.el6.x Fri Mar 27 10:30 - 10:30  (00:00)    
root     pts/0        XXXXXXXXX.YYYYYY Fri Mar 27 09:37 - down   (00:45)    
root     pts/0        XXXXXXXXX.YYYYYY Thu Nov 20 09:45 - 10:32  (00:46)    
…

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last, shutdown

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