Linuxコマンド【 zip 】ファイルを圧縮する

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zipコマンドは、ファイルを圧縮するコマンドです。

zipコマンド

書式

zip [オプション] アーカイブ ファイル名

ZIP形式のファイル圧縮は、LinuxやWindowsなどさまざまなプラットフォームで使われています。Windowsで利用されている圧縮方式のPKZIPと互換性があるので、Windowsでも展開することができます。

zipコマンドで圧縮したファイルには、拡張子 .z や .zipを付けます。

展開には「unzipコマンド」や「gunzipコマンド」を使います。

オプション

-e圧縮ファイルにパスワードを付けます。
-rディレクトリを再帰的に圧縮します。
-u圧縮されているファイル内のファイルを更新します。
-zアーカイブにコメントを追加します。
-@対話的に圧縮するファイルを指定します。

使用例

ファイルを圧縮します。

$ zip archive file
$ ls
archive.zip  file

複数のファイルを圧縮します。

$ zip archive file1 file2 
  adding: file1 (stored 0%)
  adding: file2 (stored 0%)
$ ls
archive.zip  file1  file2

ディレクトリ(ここではディレクトリ名:dir)を圧縮します(オプション -r)。

$ zip archive -r dir
  adding: dir/ (stored 0%)
  adding: dir/file.txt (deflated 38%)
  adding: dir/dir2/ (stored 0%)
  adding: dir/dir2/file2.txt (stored 0%)
  adding: dir/file3.txt (stored 0%)
$ ls
dir  archive.zip

アーカイブに拡張子を指定せずにコマンドを実行した場合、自動的に拡張子 .zipが付与されます。

オプション -eを使って、圧縮ファイルにパスワードを追加します。

$ zip -e archive.zip -r dir
Enter password: 
Verify password: 
  adding: dir/ (stored 0%)
  adding: dir/file.txt (deflated 38%)
  adding: dir/dir2/ (stored 0%)
  adding: dir/dir2/file2.txt (stored 0%)
  adding: dir/file3.txt (stored 0%)

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