Linuxコマンド【 useradd 】新規ユーザーの作成
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useraddコマンドは、新規ユーザーを作成するコマンドです。
useraddコマンド
書式①
useradd [オプション] ユーザー名
オプション -Dを指定せずに useraddコマンドを実行した場合、引数に指定した値とユーザー作成時のデフォルト値をもとにしたユーザーを作成します。
ユーザーアカウント情報を変更する場合は「usermodコマンド」を、ユーザーアカウントと関連ファイルを削除する場合は「userdelコマンド」を使います。
オプション
-c コメント | 新規に作成するユーザーに関するコメントを指定します。 |
-d ディレクトリ | 新規に作成するユーザーのホームディレクトリ(ログインしたときのディレクトリ)を指定します。 |
-e 日付 | アカウント使用できなくなる日付を指定します。一時的なユーザーを作成する場合には必ず日付を指定しましょう。 |
-f 日数 | パスワードの期限が切れてからユーザーが使用不能になるまでの日数を指定します。-1(デフォルト)にするとこの機能が無効になります。 |
-g グループID | 新規に作成するユーザーが所属するグループIDを指定します。 |
-G グループ名 | 新規に作成するユーザーが所属するグループ名を指定します。カンマで区切り複数指定可能です。 |
-p パスワード | パスワードを指定します。 |
-s シェル | ログインシェルを指定します。指定しない場合はシステムのデフォルトシェルを選択します。 |
-u ユーザーID | ユーザーIDを指定します。 |
書式②
useradd -D [オプション]
オプション -Dを指定して、useraddコマンドを実行した場合、ユーザー作成時のデフォルト値の確認と変更ができます。
オプション
-b ディレクトリ | ホームディレクトリを指定します。 |
-e 日付 | ユーザーアカウントが使用できなくなるデフォルトの日付を指定します。 |
-f 日数 | パスワードの使用期限が切れてからユーザーが使用不能になるまでのデフォルトの日数を指定します。 |
-g グループ | ユーザーの初期グループを指定します。 |
-s シェル | ユーザーのデフォルトシェルを指定します。 |
使用例
新規ユーザー(karuma)を作成します。コメント(オプション -c)、ホームディレクトリは /home2/karuma に(オプション -d)、シェルはzshを(オプション -s)指定しています。grepコマンドの詳細はこちら。
# useradd -c TEST -d /home2/karuma -s /bin/zsh karuma # cat /etc/passwd | grep karuma karuma:x:501:501:TEST:/home2/karuma:/bin/zsh # ls /home2/ karuma
ユーザー作成時のデフォルト値を確認します(オプション -D)。
# useradd -D GROUP=100 HOME=/home INACTIVE=-1 EXPIRE= SHELL=/bin/bash SKEL=/etc/skel CREATE_MAIL_SPOOL=yes
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