Linuxコマンド【 ldd 】共有ライブラリへの依存関係を表示する
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lddコマンドは、共有ライブラリへの依存関係を表示するコマンドです。
ldd
書式
ldd [オプション] プログラム
このコマンドは指定したプログラムやその共有ライブラリに必要な共有ライブラリを表示するコマンドです。
オプション
-d | 足りないオブジェクトについてレポートします。 |
-r | 足りないオブジェクトや関数についてレポートします。 |
-u | 使用されていない依存関係を表示します。 |
-v | すべての情報を表示します。 |
使用例
hello.cというファイル名で簡単なC言語のプログラムを作成し、その実行ファイルの共有ライブラリを表示してみましょう。
$ vi hello.c
#include <stdio.h> int main() { printf("Hello,World\n"); }
gccコマンドでコンパイルすると、「a.out」という実行ファイルが作成されます。
$ gcc hello.c $ ls a.out hello.c
準備ができたので、lddコマンドで共有ライブラリを表示してみましょう。すると、このように共有ライブラリが表示されます。
$ ldd a.out linux-vdso.so.1 => (0x00007fff089ff000) libc.so.6 => /lib/x86_64-linux-gnu/libc.so.6 (0x00007fe74edb3000) /lib64/ld-linux-x86-64.so.2 (0x00007fe74f145000)
すべての情報を表示します(オプション -v)。
$ ldd -v a.out linux-vdso.so.1 => (0x00007fff2a790000) libc.so.6 => /lib/x86_64-linux-gnu/libc.so.6 (0x00007f420cf04000) /lib64/ld-linux-x86-64.so.2 (0x00007f420d296000) Version information: ./a.out: libc.so.6 (GLIBC_2.2.5) => /lib/x86_64-linux-gnu/libc.so.6 /lib/x86_64-linux-gnu/libc.so.6: ld-linux-x86-64.so.2 (GLIBC_2.3) => /lib64/ld-linux-x86-64.so.2 ld-linux-x86-64.so.2 (GLIBC_PRIVATE) => /lib64/ld-linux-x86-64.so.2
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