fuser - ファイルやソケットを使用しているプロセスを特定 - Linuxコマンド

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fuserコマンドは、ファイルやソケットを使用しているプロセスを特定するコマンドです。

fuserコマンド

書式

fuser [オプション]

fuserコマンドは、引数として渡されたファイルやファイルシステムのプロセスIDを確認することができます。

オプション

-aコマンドラインから渡されたすべてのファイルを表示します。
-k指定したファイルにアクセスしているプロセスをkillします。
-iプロセスをkillする前に確認します。オプション -k と共に使用します。
-l使用できるすべてのシグナルリストを表示します。
-m ファイルシステムマウントされたファイルシステムを指定すると、そのファイルシステム上のファイルにアクセスしているプロセスを表示します。
-n 名前空間file、udp、tcpといった名前空有間を指定します。
-sコマンド実行時の表示結果を抑制します。
-uPIDと共にプロセスの所有者名を表示します。
-vコマンド実行の詳細情報を表示します。

使用例

使用できるすべてのシグナルリストを表示します(オプション -l)。

$ fuser -l
HUP INT QUIT ILL TRAP ABRT IOT BUS FPE KILL USR1 SEGV USR2 PIPE ALRM TERM
STKFLT CHLD CONT STOP TSTP TTIN TTOU URG XCPU XFSZ VTALRM PROF WINCH IO PWR SYS
UNUSED

ファイルシステム(ここでは、/home)にアクセスしているプロセスを表示します(オプション -m)。詳細情報を表示するためにオプション -vを使っています。

$ fuser -vm /home
                     USER        PID ACCESS COMMAND
/home:               root     kernel mount /
                     karuma     5608 .rce. bash

ファイルにアクセスしているプロセスを表示します(オプション -v)。

$ fuser -v /bin/bash
                     USER        PID ACCESS COMMAND
/bin/bash:           karuma     5608 ...e. bash

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