Linuxコマンド【 tr 】文字列を変換・削除する
当ページのリンクには広告が含まれています。
スポンサーリンク
trコマンドは、標準入力から読み込んだ文字列を変換・削除し、標準出力に表示するコマンドです。
trコマンド
書式
tr [オプション] 文字列1 [文字列2]
オプション
-c | 文字列1で指定した文字列を文字列2に置換します。 |
-d | 文字列1で指定した文字列を削除します。 |
-s | 読み込んだ文字列の中に文字列1で指定した文字列が連続して存在する場合、1個に置換します。 |
-t | 文字列1を文字列2の長さまで切り詰めます。 |
使用例
テキストファイル(hoge.txt)を使って、trコマンドの挙動を確認します。
$ cat hoge.txt 12345 abcde ABCDE
指定した文字列(abc)を文字列(XYZ)に置換します(オプションなし)。
$ cat hoge.txt | tr abc XYZ 12345 XYZde ABCDE
指定した文字列(ここでは、123)を削除します(オプション -d)。
$ cat hoge.txt | tr -d 123 45 abcde ABCDE
foo.txt の空白を削除し、bar.txt に出力します。
$ tr -d ' ' < foo.txt > bar.txt