変数の型
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変数名の付け方(命名規則)、変数に利用できない予約語を確認したら、次は「変数の型」をみていきましょう。
変数の型
変数には値ごとにさまざまな型が用意されています。「変数の型」「サイズ」「概要」「範囲」を確認しておきましょう。
変数の型 | サイズ | 概要 | 範囲 |
---|---|---|---|
char | 8ビット | 整数型(文字型) | -128 ~ 255 |
int | 16ビット | 整数型 | -2147483648 ~ 2147483647 |
float | 32ビット | 浮動小数点数型(単精度実数) | -3.402823e+38 〜 3.402823e+38 |
double | 64ビット | 浮動小数点数型(倍精度実数) | -1.797693e+308 〜 1.797693e+308 |
さまざまな種類の「変数の型」とそれらの概要を羅列しましたが、ちょっと分かりにくいですね。覚えておいてほしい項目だけをピックアップしました。
変数の型 | 概要 | 例 |
---|---|---|
char | 文字 | A |
int | 整数 | 1 |
float | 小数点を含む数値 | 3.14 |
double | 小数点を含む数値 floatより多くの桁が使える | 3.1415926535 |
これだけ覚えれば十分です。あとは使いながら慣れていきましょう。
「変数の宣言」は「変数の型」と「変数名」を以下のように指定すれば、OK。でしたね。
変数の型 変数名;
それでは実際に変数を宣言してみましょう。サンプルプログラムでは以下のように変数を宣言しました。
#include <stdio.h> int main(void) { /* 整数(文字)型 */ char var; /* 整数 */ int a, b, c; /* 浮動小数点数型(単精度実数) */ float x; float y; float z; /* 浮動小数点数型(倍精度実数) */ double sum; return 0; }
同じ型の変数を宣言する場合はカンマ「,」で区切る、あるいは複数行に渡って、宣言することができます。
int a, b, c; float x; float y; float z;
変数を宣言したので、準備完了です。宣言した変数ごとにメモリが確保され、使える状態になっています。次は宣言した変数に値を代入してみましょう。