SSHのポート番号を変更 - SSHサーバーの設定
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SSHサーバーの初期設定は、22番ポートを利用します。このポート番号は一般的で広く知られているため、不正侵入のリスクが高まります。そこで、今回はSSHのポート番号を22番から変更する方法を解説します。
SSHのポート番号を変更
SSHのポート番号を変更するために、SSHの設定ファイル(/etc/ssh/sshd_config)を編集します。SSHサーバーにログインし、rootになります。
SSHの設定ファイル(/etc/ssh/sshd_config)をバックアップします。
# cp /ssh/sshd_config /ssh/sshd_config.old
ポート番号の変更
ポート番号を変更するために、SSH設定ファイル(/etc/ssh/sshd_config)のPort項目を編集します。
# What ports, IPs and protocols we listen for
Port XXXXX ← 22から空いているポートに変更(例:56789)
diffコマンドで編集を確認します。
# diff /etc/ssh/sshd_config.old /etc/ssh/sshd_config 5c5 < Port 22 --- > Port 56789
適切に変更されていることを確認したら、設定ファイルの構文をチェックします。
# sshd -t
エラーが表示されなければOKです。
SSHの設定を反映
SSHの設定を反映します。
# service sshd restart Redirecting to /bin/systemctl restart sshd.service
設定の確認
変更したポート番号で、SSHログインできるかを確認します(ユーザー名:karuma、IPアドレス:aaa.bbb.ccc.ddd)。-p オプションを付けて、sshコマンドを実行します。
$ ssh -p 56789 karuma@aaa.bbb.ccc.ddd
通常と同じようにログインできれば、OKです。次に22番ポートでSSHログインできないことを確認します。明示的に22番ポートを指定して、sshコマンドを実行します。
$ ssh -p 22 karuma@aaa.bbb.ccc.ddd ssh: connect to host aaa.bbb.ccc.ddd port 22: Connection refused
「Connection refused」というメッセージとともに接続が断たれました。これでOKです。
ポート番号を変更したので、悪意のあるロボットの「無作為IPアドレス+22番ポート」の攻撃から、サーバーを守ることができますね。以上、「SSHのポート番号を変更 - SSHサーバーの設定」でしたー。