ワイルドカードの使い方
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Linuxのコマンドラインで頻繁に利用する「ワイルドカード」の使い方を紹介します。
ワイルドカードとは、Linuxコマンドラインで複数のファイルやディレクトリを操作する場合に利用する特殊記号ことです。
ワイルドカードを使うとコマンドラインでの操作効率が格段にアップするので、バンバン使って慣れていきましょう。
ワイルドカードの使い方
ワイルドカード
記号 | パターン |
---|---|
* | 0文字以上の任意の文字を表します |
? | 任意の1文字を表します |
それでは実際に「ワイルドカード」を使ってみましょう。
複数のファイルを削除する場合、以下のようにひとつずつ削除するとめんどくさいですね。
$ rm file1 $ rm file2 … 略 …
こういった場合は0文字以上の任意の文字をあらわすワイルドカード「*」を使いましょう。以下のように簡単に複数のファイルを削除することができます。
$ ls file1 file2 file3 hello.c ls.txt sys.log test $ rm * $ ls
以下のようにある文字列(ここでは、「file」)とワイルドカード「*」を組み合わせることもできます。すると、file*というファイルのみが削除されます。
$ ls file.txt file1 file2 file3 hello.c sys.log $ rm file* $ ls hello.c sys.log
次は任意の1文字を表すワイルドカード「?」を使ってみましょう。
以下のようにファイル名の先頭が「file」で末尾が「3」のファイルのみを削除してみましょう。
$ ls file01 file02 file03 file04 file11 file12 file13 file14 $ rm file?3 $ ls file01 file02 file04 file11 file12 file14
ワイルドカードは、他にもさまざまな用途で利用することができます。いろいろ使ってみましょう。