rootでのSSHログインを禁止 - SSHサーバーの設定
当ページのリンクには広告が含まれています。
スポンサーリンク
SSH接続を利用して、rootでSSHサーバーに侵入されてしまうと……大変危険です。考えただけで怖いですね。そこで、今回はrootでのSSHログインを禁止する方法を解説します。
rootでのSSHログインを禁止
rootでのSSHログインを禁止するために、SSHの設定ファイル(/etc/ssh/sshd_config)を編集します。まずは、SSHサーバーに一般ユーザーでSSH接続しましょう。
※ 今回の設定で、rootでのSSHログインは禁止されます(rootでログインできなくなります)。必ず!一般ユーザーでSSHログインできるかどうかを確認しておきましょう。
設定を変更するためにrootになります。sudoでもいいですよ。
$ su -
SSHの設定ファイル(/etc/ssh/sshd_config)をバックアップします(拡張子?のorgはoriginalの略です。)。
# cp /etc/ssh/sshd_config /etc/ssh/sshd_config.org
/etc/ssh/sshd_configのrootログインの可否を決めるPermitRootLogin項目を編集します(yesにすれば、rootのログインを許可、noにすれば、rootを許可しません)。
# vi /etc/ssh/sshd_config
#LoginGraceTime 2m
#PermitRootLogin yes → PermitRootLogin no に変更
#StrictModes yes
適切に編集されたかをdiffコマンドで確認します。
# diff /etc/ssh/sshd_config /etc/ssh/sshd_config.org 49c49 < PermitRootLogin no --- > #PermitRootLogin yes
/etc/ssh/sshd_configの構文をチェックします。
# sshd -t
エラーが表示されなければ、OKです。
SSHの設定を反映
適切に編集されていることを確認したら、SSHの設定を反映します。
# systemctl restart sshd.service
設定の確認
最後にrootでSSHログインができないことを確認しましょう(※IPアドレス:aaa.bbb.ccc.ddd)。
$ ssh root@aaa.bbb.ccc.ddd root@aaa.bbb.ccc.ddd's password: Permission denied, please try again.
「Permission denied, please try again.」というアラートが表示され、rootでのSSHログインができなければOKです。
以上で、「rootでのSSHログインを禁止」の設定は終了です。