コマンドの実行結果・標準出力をファイルに保存
当ページのリンクには広告が含まれています。
スポンサーリンク
標準出力をファイルに保存する方法を紹介します。
標準出力をファイルに保存
コマンドの実行結果などの出力(標準出力)をファイルに保存する方法を紹介します。
コマンド > ファイル | コマンドの実行結果をファイルに上書き保存します。 |
コマンド >> ファイル | コマンドの実行結果をファイルに追記します。 |
コマンド >& ファイル | コマンドの実行結果とエラー(標準エラー出力)をファイルに上書きします。 |
コマンド 2> ファイル | コマンドのエラー(標準エラー出力)をファイルに上書きします。 |
コマンド 2>> ファイル | コマンドのエラー(標準エラー出力)をファイルに追記します。 |
それでは実際にやってみましょう。
コマンドの実行結果(標準出力)をファイルに上書き
以下のファイル(file1)に、コマンドの実行結果を上書き保存します。
$ cat file1 ファイルだよー。
まず、「lsコマンド」の実行結果をファイルに保存します。
$ ls -a > file1
file1の中身をみてみると、以前のファイル内容は削除され「lsコマンド」の実行結果が上書き保存されていますね。
$ cat file1 . .. .bash_history .bash_logout .bashrc .emacs.d .lesshst .profile file1 file2
コマンドの実行結果(標準出力)をファイルに追記
以下のファイル(file2)に、コマンドの実行結果を追記します。
$ cat file2 Hello,
「echoコマンド」の実行結果をファイルに追記します。
$ echo World! >> file2
それでは追記されたかどうかを確認してみましょう。このようにコマンドの実行結果が追記されていることがわかります。
$ cat file2 Hello, World!
標準出力と標準エラー出力をファイルに上書き
以下のファイル(file3)に、コマンドの標準出力と標準エラー出力を上書きします。
$ cat file3 Linux入門!
空のディレクトリを削除する「rmdirコマンド」を使います。
まずは、比較のために標準出力をファイルに上書きします。標準エラー出力は、そのまま表示されていますね。
$ rmdir dir1 > file3 rmdir: `dir1' を削除できません: ディレクトリは空ではありません
標準出力がなかったので、ファイル内容は空になります。
$ cat file3
次は標準出力と標準エラー出力をファイルに上書きします。
$ rmdir dir1 >& file3
このように標準エラー出力がファイルに保存されます。
$ cat file3 rmdir: `dir1' を削除できません: ディレクトリは空ではありません
使い分けると便利なので、さまざまな場面で利用してみましょう。