fc - コマンドを再実行・コマンド履歴をリスト表示 - Linuxコマンド
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fcコマンドは、コマンドを再実行、あるいはコマンド履歴をリスト表示するコマンドです。
fcコマンド
書式
fc [オプション] [first] [last]
first から last で指定した範囲のコマンド履歴を表示します。lastを指定しない(firstのみ指定)場合、lastには現在のコマンドが指定されます。
オプション
-e エディタ | 起動するエディタを指定します。このオプションを指定しない場合は、変数FCEDITに指定されたエディタが起動します。 |
-l | コマンドの履歴を標準出力に表示します。 |
-n | コマンドの番号を表示せずに、コマンドの履歴を表示します。 |
-r | コマンドの履歴を逆順表示します。 |
使用例
まず、コマンドの再実行をみていきます。
オプションなしでコマンドを実行すると、ひとつ前に実行したコマンドが変数FCEDITに指定されたエディタで起動します。それを適当なコマンドに編集・保存すると編集したコマンドが実行されます。
$ fc
次はコマンド履歴をリスト表示してみましょう(オプション -l)。すると最近実行したコマンドが16個表示されます。「$ fc -l -16」と同じです。
# fc -l 29 cd /var/www/ 30 ls 31 cp about.php about.php.131029 32 emacs about.php 33 emacs register.php 34 su - 35 yum update 36 cd /var/www/ 37 ls 38 cd cron/ 39 ls 40 emacs rss2db.php 41 cp rss2db.php rss2db.php.131107 42 emacs rss2db.php 43 yum update 44 yum update
コマンドの番号を指定することもできます。
$ fc -l 34 39 34 su - 35 yum update 36 cd /var/www/ 37 ls 38 cd cron/ 39 ls
コマンドの番号を省略します(オプション -n)。
$ fc -ln cp about.php about.php.131029 emacs about.php emacs register.php su - yum update