ここでは printf 関数を使って、変数の値を出力する方法を紹介します。
変数の値を出力 - printf 関数
まずは、printf 関数の書式をみていきましょう。
printf 関数を使って、文字列を出力する場合は次のように記述します。
ダブルクォーテーション「"」で囲まれた「標準出力の書式」部分に出力したい文字列を記述します。
例えば、こんなんですね。
printf ( "Hello, World!\n" ); |
出力の書式内で使用している「\n」は特殊文字です。詳細はこちら。
変数の値を出力する場合には「標準出力の書式」の後ろにカンマ「,」をつけて、「式や変数」を続けます。
例えば、こんなんです。
printf ( "合計は %d です。\n" , a); |
式や変数が複数ある場合はカンマ「,」で区切って、「式や変数」を続けます。
printf ( "標準出力の書式" , 式や変数1, 式や変数2, 式や変数3); |
例えば、こんなんです。
printf ( "%d %d %d です。\n" , a, a+b, c); |
このように printf 関数を使って、変数の値を出力する場合には「%」からはじまる「変換指定子」を使います。
変換指定子
変換指定子は「変数の型」によって異なるので、以下のテーブルをご覧ください。
変数の型 | 概要 | 変換指定子 |
char | 整数型(文字型) | %c |
int | 整数型 | %d |
float | 浮動小数点数型(単精度実数) | %f |
double | 浮動小数点数型(倍精度実数) | %f |
変換指定子は、ほかにもさまざまな利用方法があります。詳細はこちらを参考にしてください。
サンプルプログラム
それでは「変換指定子」を実際に使ってみましょう。
printf ( "こんにちは %c\n" , var); |
printf ( "%d %d %d です。\n" , a, a+b, c); |
実行結果です。
こんにちは A
1 3 3 です。
33.333000
このように出力されます。いろいろやってみましょう。
次は「エスケープシーケンス - 特殊文字をみていきます。
C言語の基本構文についてはこちらをご覧ください。
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