変数と変数の宣言
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ここではC言語の「変数」と「変数の宣言」についてみていきます。
変数
変数とは、数値や文字列といったデータを格納する箱のようなもので、コンピュータのメモリに保存されています。格納したデータはいつでも取り出すことができ、変更することもできます。
変数に格納したデータを使うことで、計算などの処理を効率よく実行することができます。
例えば、以下の計算の答えを求める課程を考えてみましょう。
1 + 2 = ? 1 + 2 + 3 = ?
変数を使わない場合は、愚直にそのまま計算します。
1 + 2 1 + 2 + 3
変数(ここでは「a」)を使うと……。
1 + 2 = a a + 3 = ?
このように変数を使うことで「1+2」という同じ処理を省くことができます。
変数を使わずに複雑なプログラムを実行すると何百回、何千回と同じ処理(無駄な処理)を繰り返す必要があるので、変数の使い方をマスターしていきましょう。
変数の宣言
次は、変数の宣言をみていきます。
変数の型 変数名; /* 変数のコメント */
値を格納する変数を使う場合は前もって、このように「変数の型」と「変数名」を宣言する必要があります。
例えば、こんなんです。
int var;
※ 「変数の型」や「変数名」については、後ほど詳しく解説します。
変数を宣言するとコンピュータ上のメモリが確保され、いつでもその変数が使える(値を代入したり、値を呼び出したり……)状態になります。
※ コメントはあってもなくてもよいですが、コメントがあるとプログラムが分かりやすくなるので、できるだけコメントを記述するクセをつけましょう。
「変数と変数の宣言」は確認できましたね。次は 変数名の付け方(命名規則)をみていきましょう。