文字列関数 - string.h
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ここでは文字列のコピーや連結を行う文字列関数を紹介します。
string.h
文字列関数を利用する場合「string.h」というヘッダーファイルを読み込む必要があります。
#include <string.h>
文字列関数
文字列関数の概要を以下のテーブルにまとめました。
関数 | 概要 |
---|---|
strcpy(s1, s2) | s2 を s1 にコピーします。 |
strcat(s1, s2) | s1 と s2 を連結します(s1の後にs2を連結) |
strlen(s) | 文字列s の長さを取得します。 |
strcmp(s1, s2) | s1 と s2 が同じ文字列なら「0」を取得します。異なる場合はそれ以外の値を返します。 |
それでは実際に文字列関数を使ってみましょう。
#include <stdio.h> #include <string.h> int main(void) { int len; char s1[100], s2[100], s3[100]; // 文字列を代入 strcpy(s1, "ABC"); strcpy(s2, "XYZ"); printf("s1 = %s, s2 = %s\n", s1, s2); // 文字列を連結 strcat(s1, s2); printf("s1 + s2 = %s\n", s1); // 文字列を長さを取得 len = strlen(s2); printf("s2 の長さ %d\n", len); // 文字列を比較 strcpy(s3, "XYZ"); printf("s2 s3 の比較 %d\n", strcmp(s2, s3)); printf("s1 s2 の比較 %d\n", strcmp(s1, s2)); return 0; }
実行結果です。
s1 = ABC, s2 = XYZ s1 + s2 = ABCXYZ s2 の長さ 3 s2 s3 の比較 0 s1 s2 の比較 -23
このように変数に代入した文字列の連結・長さ・比較が出力されます。
次は「関数の作り方」をみていきます。