多次元配列
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配列(1次元配列)の次は「多次元配列」を取り扱う方法をみていきます。
多次元配列
C言語では、1次元配列に加え多次元配列も使用することができます。それでは多次元配列の宣言(定義)方法をみていきましょう。
2次元配列
まずは、2次元配列です。
変数の型 変数名[配列の数][配列の数];
このように角括弧 [] で囲んで「配列の数」を2つ指定します。
例えば、こんな感じです。
int var[2][2];
2次元配列の変数に値を代入する場合は以下のように記述します。
var[0][0] = 3; var[0][1] = 5; var[1][0] = 7; var[1][1] = 9;
多次元配列
変数の型 変数名[配列の数][配列の数][配列の数][配列の数][配列の数]…;
必要であれば何次元の配列でも使用することができます。必要な分だけ角括弧 [] で囲んで「配列の数」を続ければ、OKです。
例えば、5次元配列はこんなんです。
int var[3][2][4][5][3];
それでは実際にプログラムで多次元配列を使ってみましょう(ここでは2次元配列)。
#include <stdio.h> int main(void) { /* 2次元配列 */ int kuku[9][9]; /* 九九の計算 */ kuku[0][0] = 1 * 1; kuku[0][1] = 1 * 2; kuku[0][2] = 1 * 3; kuku[0][3] = 1 * 4; kuku[0][4] = 1 * 5; kuku[0][5] = 1 * 6; kuku[0][6] = 1 * 7; kuku[0][7] = 1 * 8; kuku[0][8] = 1 * 9; kuku[1][0] = 2 * 1; kuku[1][1] = 2 * 2; kuku[1][2] = 2 * 3; kuku[1][3] = 2 * 4; kuku[1][4] = 2 * 5; kuku[1][5] = 2 * 6; kuku[1][6] = 2 * 7; kuku[1][7] = 2 * 8; kuku[1][8] = 2 * 9; /* 配列の出力 */ printf("%d, %d, %d, %d, %d, %d, %d, %d, %d\n", kuku[0][0], kuku[0][1], kuku[0][2], kuku[0][3], kuku[0][4], kuku[0][5], kuku[0][6], kuku[0][7], kuku[0][8]); printf("%d, %d, %d, %d, %d, %d, %d, %d, %d\n", kuku[1][0], kuku[1][1], kuku[1][2], kuku[1][3], kuku[1][4], kuku[1][5], kuku[1][6], kuku[1][7], kuku[1][8]); return 0; }
実行結果です。
1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9 2, 4, 6, 8, 10, 12, 14, 16, 18
このように2次元配列に代入した値が表示されます。
次は「四則演算 - 算術演算子」の取扱い方法を確認します。