定義済み定数の一覧表
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PHPにはあらかじめ定義されている定数がたくさん用意されています。
ここでは定義済み定数の一覧表とその使い方をサンプルスクリプトとともに紹介していきます。
定義済み定数の一覧表
定数 | 概要 |
---|---|
__FILE__ | スクリプトファイルのフルパスとファイル名 |
__DIR__ | スクリプトファイルのフルパス |
__LINE__ | スクリプトの行番号 |
__FUNCTION__ | 実行している関数名 |
__CLASS__ | 実行しているクラス名 |
__METHOD__ | 実行しているメソッド名 |
__NAMESPACE__ | 現在の名前空間 |
PHP_OS | PHPを実行している環境のOS |
PHP_VERSION | PHPのバージョン |
PHP_MAJOR_VERSION | PHPのメジャーバージョン |
PHP_MINOR_VERSION | PHPのマイナーバージョン |
TRUE | 論理値の真 |
FALSE | 論理値の偽 |
NULL | ヌル値 |
サンプルスクリプト
var_dump関数を使って、定数「__FILE__」「__DIR__」「__LINE__」の中身を見てみましょう。
<?php var_dump(__FILE__); var_dump(__DIR__); var_dump(__LINE__); ?>
Linux環境でユーザーフォルダの直下に配置したPHPスクリプトの実行結果です。「__FILE__」「__DIR__」はstiring型の文字列で、「__LINE__」はint型の数値ですね。
string(35) "/home/karuma/reserved-constants.php" string(12) "/home/karuma" int(4)
次はPHPを実行しているOSとPHPのバージョンをみてみましょう。
var_dump(PHP_OS); var_dump(PHP_VERSION);
実行結果です。PHPを実行している環境は「Linux」で、PHPのバージョンは「5.6.0-dev」であることがわかります。
string(5) "Linux" string(9) "5.6.0-dev"
これら定義済み定数はさまざまな状況下で利用することができるので、覚えておくと便利ですよ!
次は「定義済みの数学定数一覧表」をみてみましょう。