文字列 - シングルクォーテーション と ダブルクオーテーション
当ページのリンクには広告が含まれています。
文字列の「シングルクォーテーション」と「ダブルクオーテーション」の使い方(違い)について、解説します。
PHPスクリプトでの「文字列」はシングルクォーテーション(引用符)「'」、あるいはダブルクオーテーション(2重引用符)「"」で囲んで記述しますが、シングルクォーテーションとダブルクオーテーションでは少し挙動が異なるので、ここではその違いを紹介します。
それぞれのサンプルスクリプトを挙動を確認していきましょう。
シングルクォーテーション(引用符)
シングルクォーテーション「'」で特殊文字と変数を含む文字列を囲み、それを出力するサンプルスクリプトです。
<?php $str = 'World!'; echo 'Hello, \n $str'; ?>
実行結果です。改行(LF)を意味する特殊文字「\n」と変数「$str」は展開されずに、そのまま表示されます。
Hello, \n $str
次はダブルクオーテーションをみてみましょう。
ダブルクオーテーション(2重引用符)
ダブルクオーテーション「"」で特殊文字と変数を含む文字列を囲み、それを出力するサンプルスクリプトです。
<?php $str = "World!"; echo "Hello, \n $str"; ?>
実行結果です。「\n」は表示されず、改行(LF)されています。また、変数「$str」は格納されている値が表示されます。
Hello, World!
まとめ
シングルクォーテーションとダブルクオーテーションの動きの違いをまとめると以下のようになります。
特殊文字 | 変数 | |
---|---|---|
シングルクォーテーション | そのまま表示 | そのまま表示 |
ダブルクォーテーション | 特殊文字を展開して表示 | 変数を展開して値を表示 |
次は「ヒアドキュメント」をみてみましょう。