less - テキストファイルの内容を表示 - Linuxコマンド
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lessコマンドは、テキストファイルの内容を表示し、閲覧するコマンドです。
lessコマンド
書式
less [オプション] ファイル
lessコマンドでテキストファイルの内容を表示する場合、コマンド起動時にファイル全体を読み込みません。そのため、大きなファイルを閲覧するときに「viエディタ」やemacsなどと比べて高速です。容量の大きなSQLファイルなども簡単に閲覧できます。
「catコマンド」「moreコマンド」も合わせてご覧ください。
オプション
| -e | ファイルの最後に達した場合、lessを終了します。 |
| -N | 行頭に行番号を表示します。 |
| -p パターン | パターンにマッチした行を1行目に表示します。 |
| -s | 連続した空白行を1行にまとめます。 |
| -X | lessコマンド終了時に画面をクリアしません。 |
ファイル閲覧中のコマンド
lessコマンドには、テキストファイル閲覧中にさまざまなコマンド(キーボードショートカット)が利用できます。慣れるまで大変ですが、便利なので少しずつ覚えましょう。
| /パターン | 指定したパターンの文字列を前方検索します。 |
| ?パターン | 指定したパターンの文字列を広報検索します。 |
| b | 前の画面へ戻ります。 |
| e、j | 1行進みます。 |
| f、SPACE | 次の画面へ進みます。 |
| d | 半画面進みます。 |
| g、< | ファイルの1行目(先頭)に移動します。 |
| G、> | ファイルの最終行(末尾)に移動します。 |
| n | 前回の検索を繰り返します。 |
| N | 前回の検索と逆方向の検索をします。 |
| q | ファイルの閲覧を終了します。 |
| u | 半画面戻ります。 |
| v | 閲覧中のファイルを編集するために環境変数EDITORに設定されているエディタを起動します。デフォルトは、viエディタです。 |
| y、k | 1行戻ります。 |
使用例
ファイルの行頭に行番号を表示します(オプション -N)。
$ less -N /proc/cpuinfo
1 processor : 0
2 vendor_id : GenuineIntel
3 cpu family : 6
4 model : 15
5 model name : Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU T7700 @ 2.40GHz
6 stepping : 11
7 microcode : 0x1
8 cpu MHz : 3066.774
9 cache size : 4096 KB
… 略 …