変数の型を変換 - キャスト
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変数の型を変換する「キャスト」を紹介します。
型の変換 - キャスト
キャストは、ある型の変数を別の型に変換する場合に使います。
(変換する型)変数名
このように「変換する型」と「変数名」を指定します。
例えば、こんなんです。
(float)a;
この例では変数「a」を float型に変換しています。
それではキャストをどんな場合に使うのかをサンプルプログラムで確認しながらみていきましょう。
#include <stdio.h> int main(void) { // 変数の宣言 int a, b; float x; // 変数に値を代入 a = 5; b = 2; // 計算 x = a/b; // 出力 printf("%f\n", x); return 0; }
実行結果です。
2.000000
このように整数を整数で割ると……正しい計算結果は「2.5」にも関わらず、計算結果「2.0」になってしまいます。
こんなときはキャストを使って、プログラムを以下のように変更(計算のところ)します。
#include <stdio.h> int main(void) { // 変数の宣言 int a, b; float x; // 変数に値を代入 a = 5; b = 2; // 計算 x = (float)a/(float)b; // 出力 printf("%f\n", x); return 0; }
実行結果です。
2.500000
整数型の変数「a」「b」を float型にキャストしているので、適切な計算結果「2.5」が出雨緑されていますね。