NULL - ヌル
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ここでは「NULL(ヌル)型」について解説します。
NULL - ヌル
NULL型は変数が値を持っていないことを表す特殊な型で、値を出力すると「NULL」という値を返します。
サンプルスクリプト
特殊な型なのですが、案外お目にかかることが多いので、サンプルスクリプトをみながらどのような場合に「NULL」が登場するかをみていきましょう。
値の格納されていない変数
値の格納されていない変数のサンプルスクリプトです。NULL型を確認するために、変数の値に関する情報を出力する var_dump関数 を使っています。
<?php var_dump($var); ?>
実行結果です。
NULL
このように値が格納されていない変数の値をみようとすると、NULLが返されます。
NULL値を格納した変数
NULL値を変数に格納するサンプルスクリプトです。一旦、「数値」を格納してから「NULL値」を格納しています。
<?php // 数値を格納 $var = 1; var_dump($var); // NULL値を格納 $var = null; var_dump($var); ?>
実行結果です。
int(1) NULL
変数に格納されている値が「数値」から「NULL値」に変わったことがわかります。
unset関数で削除された変数
unset関数 で変数を削除するサンプルスクリプトです。一旦、「文字列」を格納してから unset関数で変数を削除しています。
<?php // 文字列を格納 $var = 'Hello'; var_dump($var); // 変数を削除 unset($var); var_dump($var); ?>
実行結果です。
string(5) "Hello" NULL
変数に格納されている値が「文字列」から「NULL値」に変わったことがわかります。