定数の基本構文
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PHPの基本構文「定数」について、解説します。
定数とは、ある決まった値をもつタンスの引き出しのようなもので、その引き出しを開けると常に決まった値を参照することができます。
cf. » 変数の基本構文
定数の定義方法
定数は、以下の2つの方法で定義します。
行頭に「const」と記述し、「定数名」と「値」を定義します。
const 定数名 = 値;
あるいは define関数を使って以下のように定義します。
define(定数名, 値);
定数も変数と同じように名前の付け方があります。
- 1文字目にアルファベットの小文字・大文字、もしくはアンダースコア「a〜z, A〜Z, _」が続きます(数字はNG)。
- 2文字目以降には、数字、アルファベットの小文字・大文字、アンダースコアが利用できます。
- アルファベットの小文字と大文字は区別します。
それでは「定数」の使い方をサンプルコードでみてみましょう。
サンプルコード①
const を使って、定数を定義するサンプルコードをみてみましょう。
<?php const moji = "ハローワールド"; echo moji ."\n"; ?>
実行結果です。
ハローワールド
サンプルコード②
一度、定義した定数を変更しようとしても……。
<?php const moji = "ハローワールド"; echo moji ."\n"; const moji = "test"; echo moji ."\n"; ?>
実行結果です。
ハローワールド ハローワールド
このようにはじめに定義した値が表示されます。
サンプルコード③
次は、define関数を使ったサンプルコードです。
<?php define("kazu", 87); echo kazu ."\n"; ?>
実行結果です。
87
定義した定数の値が表示されていることがわかりますね。
次は「定義済み定数の一覧表」をみてみましょう。