Apache、MySQL、PHPのインストール

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WordPressを動かすのに必要なパッケージ(Apache、MySQL、PHP)をサーバーにインストールします。WordPressのインストール記事は少し長くなったので3部構成です。今回は「1. Apache、MySQL、PHPのインストール」を説明します。

WordPressのインストール:目次

1. Apache、MySQL、PHPのインストール
2. MySQLの設定
3. WordPressのインストール

Apache、MySQL、PHPのインストール

WordPressを動かすのに必要なパッケージ(Apache、MySQL、PHP)をインストールします。wgetはWebを介してファイルを取得する際に利用します(「 3. WordPressのインストール」で使用します)。

# yum install httpd mysql-server php php-mysql wget

初期設定では外部からサーバーのHTTPポート(80番ポート)へアクセスできません。/etc/sysconfig/iptables を編集して、HTTPポートを開放しましょう。

# cp /etc/sysconfig/iptables /etc/sysconfig/iptables.org  ← バックアップ

# vi /etc/sysconfig/iptables
… 略 …
-A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 22 -j ACCEPT
-A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 80 -j ACCEPT ← 80番ポートを追加します。
… 略 …

オリジナルファイルと編集したファイルのdiffコマンドの実行結果です。

# diff /etc/sysconfig/iptables.org /etc/sysconfig/iptables
10a11
> -A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 80 -j ACCEPT

ファイアウォールの設定を反映します。

# /etc/init.d/iptables restart
iptables: ファイアウォールルールを消去中:                  [  OK  ]
iptables: チェインをポリシー ACCEPT へ設定中filter         [  OK  ]
iptables: モジュールを取り外し中:                          [  OK  ]
iptables: ファイアウォールルールを適用中:                  [  OK  ]

Apacheの起動と動作確認

Apacheを起動します。

# /etc/init.d/httpd start
httpd を起動中:                                            [  OK  ]

VPSにWebブラウザでアクセスして、下記画像のようなページが表示されていればインストール成功です。
img 2013-02-26 14.20.03

次に、OS起動時にApacheが自動起動するかを確認します。3:onであればOK! grepコマンドの詳細はこちら。

# chkconfig | grep httpd
httpd          	0:off 1:off 2:off 3:on 4:off 5:off 6:off

3:offの場合は以下のコマンドを実行して、OS起動時にApacheが自動起動するように設定します。

# chkconfig httpd on

余談ですが、0〜6の数字はOSの動作モードを表すランレベルです。
» ランレベルとは(chkconfig)

PHPの設定

PHPの設定ファイル(/etc/php.ini)を編集します。ここではタイムゾーンの設定をします(他の設定は別の機会に)。

# cp /etc/php.ini /etc/php.ini.org ← バックアップを忘れずに。

# vi /etc/php.ini
; Defines the default timezone used by the date functions
; http://www.php.net/manual/en/datetime.configuration.php#ini.date.timezone
date.timezone = "Asia/Tokyo"

diffコマンドで比較

適切に編集できているかを確認するためにdiffコマンドで比較します。

# diff /etc/php.ini /etc/php.ini.org 
946c946
< date.timezone = "Asia/Tokyo"
---
> ;date.timezone =

この設定を忘れるとWebサーバーからWarningが頻発します……私は忘れちゃいました……。
» nginxでtimezoneに関するPHPのWarningが出たときの対処法

Apacheをrestartして、php.iniの設定を反映します。

# /etc/init.d/httpd restart
httpd を停止中:                                            [  OK  ]
httpd を起動中:                                            [  OK  ]

PHPの動作確認

PHPの動作確認をするために、phpinfo.phpファイルを作成・編集します。

# touch /var/www/html/phpinfo.php
# vi /var/www/html/phpinfo.php
# cat /var/www/html/phpinfo.php
<?php
phpinfo();
?>

VPSにWebブラウザでアクセスして、下記画像のようなページが表示されていればPHPは正常に動作しています。
img 2013-02-26 16.51.01

以上で、「1. Apache、MySQL、PHPのインストール」は終了です。今回インストールしたMySQLの起動と動作確認は次回「2. MySQLの設定」で行います。

» 2. MySQLの設定

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