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コンテンツ・モデル

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ここでは HTML5 の「コンテンツ・モデル」についてみていきます。

コンテンツ・モデルとは

コンテンツ・モデルとは、各要素に内包できる要素の定義のことをいいます。要素の中に入れられる要素は何?というルールですね。

HTML4 では、インライン要素の中にはブロック要素は入れられないというルールがありましたが、HTML5 ではインライン要素・ブロック要素はなくなったので、コンテンツ・モデルを意識してマークアップ(コーディング)する必要があります。

ほとんどの要素では、コンテンツ・モデル(要素の中に入れられる要素)がカテゴリーで指定されています。

例えば、段落を表す p要素のコンテンツ・モデルは「フレージング・コンテンツ」なので、p要素の中には「フレージング・コンテンツ」に属する要素しか入れることができません。

コンテンツ・モデルが具体的に決まっているものもあります。

例えば、リストを表す ul要素のコンテンツ・モデルは「0個以上のli要素」となっているので、li要素しか入れることができません。

コンテンツ・モデルが「空」なものもあります。

例えば、画像を表示する img要素のコンテンツ・モデルは「空」となっているので、img要素の中に要素を入れることができません。

このように HTML5 では、コンテンツ・モデルを意識してマークアップする必要があります。