変数の値に関する情報を出力 - print_r()、var_dump()
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プログラミング言語PHPで、変数の値に関する情報を出力する関数 print_r()、var_dump()を紹介します。
print_r関数
mixed print_r ( mixed $expression [, bool $return = false ] )
指定した変数の値に関する情報をわかりやすい形式に整形して出力します。
引数 $expression 出力する変数を指定します。 $return trueを指定した場合は、情報を出力せずに、返り値として返します。 指定しない場合は、false。
返り値
指定した変数の値を、配列の場合は値とキーを整形して出力します。
サンプルコード
変数の値を出力するサンプルコードです。
print_r( 変数 )
<?php $string = "PHP"; print_r($string); echo "\n"; $array = array("Debian","Ubuntu","CentOS"); print_r($array); ?>
実行結果です。変数の値、特に配列が見やすく整形されています。
PHP Array ( [0] => Debian [1] => Ubuntu [2] => CentOS )
サンプルコード - 返り値を変数で取得($return = true)
指定した変数の出力結果を整形された文字列の変数として取得するサンプルコードです。print_r関数の第2引数にtrueを指定します。
print_r( 変数, true )
<?php $a = array("Debian","Ubuntu","CentOS"); $b = print_r($array,true); var_dump($b); ?>
実行結果です。print_r関数の第2引数にtrueを指定すると、整形された文字列として変数($b)に格納されていることがわかります。
string(64) "Array ( [0] => Debian [1] => Ubuntu [2] => CentOS ) "
var_dump関数
void var_dump ( mixed $expression [, mixed $... ] )
指定した変数の値や型式をわかりやすい形式に整形して出力します。
引数 $expression 出力する変数を指定します。
返り値
指定した変数の値や型式を出力します。
サンプルコード
変数の値と型式を出力するサンプルコードです。
var_dump( 変数 )
<?php $int = 1805; $float = 3.145; $string = "Hello, PHP"; $array = array("Debian","Ubuntu","CentOS"); var_dump($int); var_dump($float); var_dump($string); var_dump($array); ?>
実行結果です。指定した変数の値と型式が出力されています。
int(1805) float(3.145) string(10) "Hello, PHP" array(3) { [0]=> string(6) "Debian" [1]=> string(6) "Ubuntu" [2]=> string(6) "CentOS" }